妊娠中期迄の方が対象です。
当院で出産の取り扱いはありませんが、妊婦検診は可能です。
初回に血圧・尿検査・体重測定・超音波検査を行い、以後約3~4週間間隔で検診を行います。
※患者さんの状態に合わせて検査の間隔は決定します。
その後、出産をされる病院等へ紹介状と検査データをお渡しします。(出産される病院はどちらでも大丈夫です)
当院では日本婦人科腫瘍学会の専門医が子宮頸がんの検診を行っております。
沖縄は全国の中でも子宮頸がんの多い地域のため、特に力を入れて行っております。
子宮頸がんは若年者に最も多いがんの一つで、検診によって早期発見が可能です。
検診も体に負担の少なく (数分で終わり痛みなどほとんどない)早期発見が出来る検診です。
※早期発見できれば子宮全摘出せずに済みます。
ちなみにアメリカでは検診率が約80%ですが、日本では約25%しかいません。そのため日本は先進国の中では子宮がんが最も多い国です。20代の方は乳がんよりも子宮頸がんのほうが多いです。
日本では子宮頸がんは年間約1万人がかかり、約3,000人が亡くなっています。
子宮がんが進行し、手術が不可能な状態にまでなってしまうと、生存率は5割以下です。
デリケートな部位でのがんなので、直腸や膀胱などに浸潤し、痛みを伴うとても辛いがんです。
検診のメリットや負担の少なさをもっと多くの女性に知っていただき、少しでも子宮頸がんでお悩みの方を減らしたいのが私の願いです。
検診を2年に1回は受けるように心がけましょう。
乳がんは日本の女性で1番多いがんで、一生のうち11人に1人がかるとされています。乳がん検診の標準検査はマンモグラフィーで、各市町村から40歳以上の女性に2年に一回、検診票が送られます。当院では7月から翌年の3月までの間、月に1回(火曜日か水曜日の午後)、検診車でマンモグラフィー検診を行っています。ただし日本人は乳腺濃度の高い人が多いため、マンモグラフィーで見つかりにくい人が比較的多いとされています。
当院では超音波検査も行っていますので、そのような人は併用も可能です。また40歳未満の方で乳房に傷みや違和感がある人はお気軽に超音波検査を受けることが可能です。